• 宇土市民斎場

  • ≪宇土市民公園横≫

地元密着・まごころ・安心宇土に根差した斎場。宇土市民斎場。

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ご遺族様と私たちの物語

宇土市民斎場をご利用頂いたご遺族様とのエピソードです。

ハート

第一話

あるご葬儀でのお話です。

お父様が倒れ、他界されたお客様からご連絡をいただきました。「父がなくなったのですが…」と。悲しみに沈んだ声、何をどうすればいいのか分からないご様子でした。病院に向かい、ご遺体の搬送準備やさまざまな手続きをサポートし、お通夜からご葬儀までを整えさせていただきました。
「やらなければいけないことはたくさんある。でも手につかない。そんな自分を温かくサポートしてもらい安心できた。父を心安らかに送ることができた。」そんな言葉をいただきました。私たちは、常に、ご家族との別れの悲しみの中ご遺族様の心掛りや負担を少しでも減らし、穏やかな心情で故人をお送りいただけるお手伝いをしたいと考えています。

第二話

美しい桜の日のお見送り。

春の雨が降るご葬儀でした。
故人様は事故で亡くなられ、事故の相手方の青年が目に涙を溜め、細い声でご焼香を願い出られたのです。
お手伝いをしている私たちも、青年と遺族様の双方の事を考えると胸がつまる想いでした。事故の相手からのご焼香はお断りになる方もおられますが、喪主である奥様は「亡くなって3日以内に雨が降ると、寿命だったという話もありますから」とご焼香を承諾されました。ご焼香した時の青年の顔が、今でも忘れられません。出棺の時、雨は上がり、斎場の前の公園の桜が美しく輝いていました。
「急な別れだったけれど、みなさんのおかげで、穏やかな気持ちで主人を送ることができました。桜も見送ってくれていますね。ありがとう」奥様の温かい言葉が、私たちにもやさしく染み入りました。
どのような急な別れでも、真心を込めて最後に穏やかな時を過ごせるようお手伝いがしたい、私たちは、いつもそう心掛けています。

第三話

ひまわりに彩られた穏やかな別れの時。

真冬のご葬儀でした。
故人様は、先生をされていました。陽気で明るく、子ども達と野山に出かけるのが大好きだったと、喪主のご主人からお聞きしました。「草花が大好きで、中でもひまわりがとても好きだったんです。
祭壇はひまわりでいっぱいにしてあげられれば良かったんですが…」この季節、どの花屋にもさすがにひまわりはありません。しかたなく私どもは、明るめの花の中に所々造花のひまわりを散りばめて祭壇を作ろうと考えておりました。
少し残念に思っておりますと、式の早朝、段ボールを抱えた故人様の同僚の方が、子どもたちを連れて参列されました。その段ボールを開けると、中にも何十枚もの画用紙が入っており、その画用紙一枚一枚にはなんと、子ども達の手でたくさんのひまわりが描かれていたんです。私どもスタッフは、その絵を見て、驚くと同時に目頭が熱くなるのを感じ、急遽祭壇プランを練り直しました。

そして一時間後、黄色やオレンジや緑の色とりどりのクレヨンで描かれた可愛らしいひまわりが、祭壇の中央いっぱいに咲き誇り、それは明るく心温まるご葬儀となりました。葬儀が終わるとご主人は、子ども達一人ひとりにありがとうと声をかけた後、私たちスタッフにもねぎらいの言葉をかけてくださいました。私どもは、かけがえのないご家族との別れと悲しみの中、ご遺族様の気持ちに寄り添うようなお手伝いがしたいと考えています。

第四話

古い木箱に込められた父の想い。

故人様には、二人の息子さんがおられました。非常に仕事熱心な方で、一代で財を築かれましたが、同時に非常な倹約家でいらっしゃいました。お子さん達には無駄な物は一切買い与えなかったそうです。二人のお子さんにとっては、頑固で厳しく、仕事とお金の事ばかり考えているというのが父親のイメージだったようです。
ご葬儀が始まる少し前、奥様つまりお二人のお母様が、鍵の掛かった古い木箱を控室に運び込まれました。それは、奥様の話によると、お父様がある日療養中のベッドで「この箱には私の一番大切なものが入っている。私が死んだら一緒に燃やしてくれ」といったのだそうです。
息子さん達はそれを聞いて、あの父のことだから、倹約して手に入れた高価な品や資産の一部が入っているのかもしれないと思われたそうです。
ご親戚の方々もいるこの場で開けようかためらいましたが、中身を確かめずに燃やすのもどうかと思い、次男さんが「あの世にまで持っていくなんて…」とつぶやきながら開けられました。すると、中から出てきたのは意外なものでした。若い頃のお父様と息子さん達が一緒に写った写真。

クレヨンで描かれたお父様の似顔絵。何枚もの画用紙や学習帳など、お二人の子供の頃の思い出を偲ぶような品々ばかりだったのです。お父様の一番大切だったものが何かに気づき、ご兄弟二人は目頭を熱くしておられました。ご葬儀での喪主の長男さんの挨拶では、木箱の中身の件が披露され、会場は温かい雰囲気に包まれたのを覚えています。

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